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ヤン富田/フォーエバー・ヤン~ミュージックミーム1(本)



ヤン富田氏のインタビューやテキストを、
1冊にまとめた集大成本かつ解説書
まさにアーカイヴ!すごいです。




僕らが、常日頃聴いている、
このブログで紹介しているような、
日本製の音楽たち…って、
今更改めて振り返りますけど、
結局「渋谷系」とか、
あの頃のムーブメントありきですよね。

歌謡曲ではない、
日本製のおしゃれでカッコイイ音楽が、
市民権を得て定着していったあの時期。

あのムーブメントは、
ヤン富田氏がいなければあり得ませんでした。

ヤン富田氏の音楽が、
渋谷系」ってわけではないんです。

渋谷系」と呼ばれたミュージシャン達が、
ヤン富田氏の影響を多大に受けていたということです。

わかりやすーく言うと、
そういうことで、
つまり超重要人物である訳です。



マキシCD
ミュージックミームシリーズ。

ミーム遺伝子だそうで、
ヤン富田氏も集大成的アーカイヴ作業
入ったのかと思われます。



…長い前置きですいません。

渋谷系を引き合いに出して、
その重要度を説明したかったのですが、
前述の通りヤン富田氏の作る曲は、
渋谷系ではありません

スティールパン奏者であり、
ヒップホップ、ダブ、
そしてラヴァーズロックな、
ヤン富田氏の音楽。

それらの要素を、
コンセプチュアルに、
現代音楽のファクターにも
耐えうる強度で作り出された音楽…。



この本を読んで、

ああ、やっぱり現代美術家っぽいな

…と、思いました。

音楽を作る上で、
非常に体系的なバックグラウンドを前提として、
そこに自分が作り出す新しい音楽が、
どう位置づけられるか?を、
あらかじめ計算している上に、
各アルバムのコンセプトが明確です。

但し、ヤン富田氏の音楽が、
素晴らしいなと思うのは、
そういった「知識を必要とする」背景を、
何も知らなくても楽しめるようにしている点。
「人に聴かせるからに楽しんでもらわなくちゃ」
と、している点です。


第1章が、
relax誌に掲載された「ビート禅」という、
ビートニクとフラクタル運動の際に、
レコード化された関連音楽…という
誰も知らない超マニアックな記事であり、
(ヒップホップのルーツをそこに見いだしています)
最後のインタビューで、
素人の女の子相手に「素の自分」を語るという、
この本の構成自体が、
ヤン富田氏ワールドそのものです。

「MUSIC FOR ASTRO AGE」
「HAPPY LIVING」
「LIVING FOR THE MUSIC」

自身の3枚のソロアルバム誕生秘話
マーティン・デニー氏をプロデュースした時の話、
世界初の日本語ラップアルバム「MESS/AGE」誕生秘話

もう、
日本の今の音楽のある部分の、
黎明期の全てがこの本に書かれているような感じ。


それにしても面白かったです。
この本。


一番グッと来たのは、

ソロアルバムを作るときに、
 音楽産業の制約に縛られては無理だと思ったので、
 まず、自宅にスタジオを作ろうと思った


という言葉。


ああ、この人はすげえ!

と、
素直に感動してしまいました。

かわいらしい装丁も、
ヤン富田氏自身のデザインです。


いろんなところで、
総括が行われている音楽界のいま。
これこそ必読の書です。









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  1. 2006/11/29(水) 18:40:48|
  2. ヤン富田
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